肌が黄色にくすんで透明感がない!黄ぐすみの3つの原因と対策を徹底解説

肌が黄色にくすんで透明感がない!黄ぐすみの3つの原因と対策を徹底解説

「肌がなんだか黄色っぽい」「肌の透明感がなく、くすんで見える」などと「黄ぐすみ」でお悩みの方も多いのではないでしょうか。その原因は糖化やカルボニル化などが原因かもしれません。

この記事では、黄ぐすみについて原因と解消方法について解説しています。

ぜひ参考にして、お肌に透明感を取り戻すために役立ててください。

黄ぐすみの原因

黄ぐすみの原因として考えられるのは「糖化」「カルボニル化」「メラニン」です。

ここではそれぞれの原因について説明します。

糖化

肌が糖化すると黄ぐすみの原因になります。

糖化とは、使われずにあまった糖とタンパク質が結びついて変性してしまうことです。糖化が起きるとAGEs(終末糖化産物)と呼ばれる悪玉物質が作られます。

人の身体は、水分と脂質を除くとほとんどがタンパク質で出来ています。筋肉や肌、血管などの臓器も主にタンパク質から出来ているのです。AGEsは、タンパク質を攻撃しその機能を低下させる働きがあります。

AGEsの特徴は次の通りです。

  • 褐色
  • タンパク質を硬くする
  • 分解されにくい

AGEsは褐色です。そのため肌が糖化してしまうと、肌全体が黄色くくすんだように見え透明感が失われ、不健康に見える肌になってしまうのです。

また、AGEsはタンパク質を硬くするという性質を持っています。肌のハリ、弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンもタンパク質です。コラーゲン、エラスチンはお肌のスプリングの役割を持っているのですが、糖化し硬くなってしまうとスプリングの機能が低下し、お肌からハリや弾力が失われシワやたるみの原因になります。

さらに厄介なのがAGEsは分解されにくい為、お肌に長時間居座り攻撃し続けダメージを与えます。そうならない為には早めの糖化対策が必要です。

カルボニル化

カルボニル化も肌を黄色くする要因になります。

カルボニル化とは、真皮層のコラーゲンやエラスチンが酸化した脂質と結びつき変性することです。カルボニル化がおきるとALEs(脂質過酸化最終産物)が作られます。このALEsが真皮層に蓄積されると、お肌のハリや弾力の元となるコラーゲンやエラスチンが変性し黄色くなってしまいます。そしてお肌全体が黄色くくすんだように見えてしまいます。

カルボニル化を防ぐためには酸化対策をしなければいけません。

メラニン

シミのもとであるメラニンも黄ぐすみの原因になります。

メラニン色素には黒や褐色のユーメラニンと黄赤色のフェオメラニンの2種類があります。この2つのバランスによって肌の色や髪の色が決まります。

さらにメラニンの深さによっても肌表面での色の見え方が違います。例えばシミが肌の深いところにあると青っぽく見え、表面にあると黒っぽく見えます。

つまり紫外線などの影響で肌全体にメラニンが作られた場合、そのメラニンの色や深さによって肌が黄色っぽく、くすんで見えることがあるのです。

そうならない為には、メラニンを作る大きな要因である紫外線対策を徹底しなければいけません。

黄ぐすみの対策

黄ぐすみの対策で必要なのは次の3つです。

  • 糖化対策
  • 酸化対策
  • 紫外線対策

この3つの対策を生活環境の改善やスキンケアに取り入れることが「黄ぐすみ」の対策になるのです。

生活環境の改善

生活環境を改善することは黄ぐすみの解消方法として効果が期待できます。また美肌を維持するためにも生活環境を整えることはとても大切です。

食生活を整える

黄ぐすみの対策には食生活を整えることが大切です。特に糖化の原因である糖質の摂り過ぎには注意しましょう。食事の中で糖質が多いのは、甘いスイーツなどはもちろんのこと、パスタ・ラーメン・うどん・パンなど小麦粉、白米などです。糖質は体のエネルギー源となるため糖質0はおすすめしませんが、麺類や甘いものは控えた方が良いでしょう。

また酸化対策としては、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどが抗酸化力の高い食品です。

ただし食品については、これを食べれば良いというものではなく、バランスの良い食事を心がけることが大切です。

質の良い睡眠をとる

ぐっすりと眠ることは黄ぐすみの対策になります。質の良い睡眠をとることが出来れば、寝ている間に肌のターンオーバーを活性化する成長ホルモンが分泌されます。そうすると糖化や酸化、紫外線によるダメージを受けた肌は修復されて、どんどん新しく生まれ変わっていくのです。

睡眠不足はお肌に現れます。黄ぐすみが気なるのであれば睡眠を見直してみてください。今は睡眠状態がわかるアプリもあるので一度使っても良いかもしれませんね。

糖化対策・酸化対策に対応してスキンケア

スキンケアで黄ぐすみを解消するための大事なポイントは「糖化対策」「酸化対策」に対応した化粧品を選ぶことです。

化粧品を選ぶ時には、使用感や保湿力、または美白力などばかりを見てしまいがちですが、実は「糖化対策」「酸化対策」をすることは黄ぐすみ対策だけでなく、シミや保湿のケアにもつながるのです。

黄ぐすみでお悩みの方は、ぜひ「糖化対策」と「酸化対策」、この2つに対応しているかどうかをチェックして化粧品を選びましょう。

また日焼け止めをしっかり塗るなどして「紫外線対策」を徹底しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、お肌が黄色っぽくくすみ、透明感が失われる「黄ぐすみ」について、原因と対策について解説しました。

黄ぐすみ対策の大事ポイントは、生活環境を改善するために「食生活を改善する」「質の良い睡眠をとる」ということと「糖化対策・酸化対策に対応してスキンケアを取り入れる」ということです。

ぜひ糖化と酸化に注目したケアを取り入れて、透明感のあるお肌を目指しましょう。

Q,夕方の黄ぐすみの原因は?

メイクや皮脂が酸化してくすんでしまうことが原因として考えられます。

対策としては、メイクを塗りなおすことやくすみにくいメイクに変えること。また皮脂が原因の場合は朝の洗顔で、寝ている間にでた皮脂をしっかり落とすことが大切です。